教えて!遠山先生

第21回 寝ている時の体の痛み(後編)

寝ている時に、体の痛みが気になりませんか?

 

病院で検査しても問題なしの痛みは、寝具や冷えが原因かも。

 

今回は、そのつづきです。

 

 

 

*病気や怪我などは病院でご相談ください。診断ではありません。

 

 

 

「教えて!遠山先生」Q&A 意外と知らない眠りの素朴な疑問にお答えします。/ 睡眠環境・寝具指導士 西川チェーン店 八代目店長 遠山精英

あなたに フィットする眠り を考える八代目店長が、

毎月1回、みなさんの ” 眠り ” 素朴な疑問にお答えしていきます。

前回のつづき

Q3、寝ている時に腰や背中が痛みます。

A3、ケガや病気以外で寝ていて腰が痛む原因は、

大きく分けると仰向きの状態で、腰が沈んで痛い場合・沈まなくて痛い場合の2つに分かれます。

1、腰が沈んで痛い場合

 

 

 

一般的に「腰痛は硬いマットに寝たらいい」と言われるのは、沈んで痛い場合です。

 

 

 

特に日中なども腰痛がある方や

 

疲れが腰にきてる方

 

ストレス過多の場合なども、

 

背中の自然なS字カーブを維持した正しい寝姿勢で寝ていても、痛みが出やすかったりします。

 

 

 

そういう方は

 

硬いマットレスが体に合いやすいです。

 

 

 

しかしそういう方ほど

 

実は横向き寝が多い傾向にあります。

 

 

 

硬いマットレスで横向き寝の時間が長くなると、肩が痛くなりやすいです。

 

そのため、あまり硬すぎるマットレスも考え物です。

 

 

 

おすすめは

 

適度な硬さと適度な肩の沈みを両立したマットレスです。

 

 

 

または三つ折りマットなど3分割のマットレスで

 

真ん中の腰部分を硬く、両端の肩やかかとに当たる部分を柔らかくできるものが良いでしょう。

 

 

 

2,腰が沈まなくて痛い場合

 

 

 

背中よりもお尻が出ているヒップタイプの方に多いです。

 

硬いところに寝るとお尻が沈まず、

 

腰が浮いて背中に体重が集中しやすくなります。

 

 

 

 

ヒップタイプ / FIT LABO 姿勢判定 6体型

 

 

 

 

 

腰が浮くために痛くなりやすく、

 

背中は負担がかかるのでキツかったり痛かったりしやすいです。

 

 

 

背中がキツイと筋肉が繋がっている肩や首もキツくなり

 

起きた時に肩や頭が重く

 

疲れが取れにくい方が多いのも特徴です。

 

 

そのため

 

仰向き寝がツラいので、自然と横向き寝が多くなります。

 

 

 

また

 

横向き寝では肩がつぶれやすいので、痛む方も多いです。

 

 

 

このタイプの方はお尻が適度に沈み、

 

横向き寝も肩が痛くなりにくいマットレスがおススメです。

 

 

 

ただし

 

柔らかいだけや柔らかすぎは

 

体が沈みすぎて寝返りがしにくかったり、楽な寝姿勢を維持できなくなります。

 

 

 

お尻や肩は適度に沈みながらも

 

しっかり支えてくれる保持性が高いものをお選びください。

 

 

 

 

当店ではオーダーメイド枕をお作りする際に、

 

横向き寝の時の肩の高さや

 

その時に肩にどれくらい圧力がかかっているかを測定いたします。

 

 

 

また肩が痛い方向けに、横向き寝の仕方も指導しております。

 

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FIT LABO 姿勢判定より 6体型

それではみなさん、

自分に フィットする眠り をみつけて

今月も良い睡眠習慣をお試しください。

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ある程度まとまった時間眠れない方は、ストレスや生活リズムにより睡眠の質が低いことがあります。

 

また、寝姿勢と寝具(ベッドや布団)が合ってない場合も、長い時間 横になる事が辛くて適度な睡眠が取れてない場合もあります。

 

当店では

スリープカウンセリングや寝姿勢の計測をすることで、お一人お一人の眠りを分析して改善するお手伝いをしております。

 

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つづきは、5月頃に公開予定です!