教えて!遠山先生

第23回 お布団とカビ

梅雨真っ盛り!

 

お部屋や寝具のカビ対策してますか?

 

 

 

「教えて!遠山先生」Q&A 意外と知らない眠りの素朴な疑問にお答えします。/ 睡眠環境・寝具指導士 西川チェーン店 八代目店長 遠山精英

あなたに フィットする眠り を考える八代目店長が、

毎月1回、みなさんの ” 眠り ” 素朴な疑問にお答えしていきます。

Q1、敷布団のカビ対策はどうしたらいい?

A1、お布団を敷いたままにしないのが一番です。

 

ひと晩でコップ 約1杯分の汗が出ると言われています。

  

 

 

1杯分の湿気は重たいので、お布団の下にたまります。

 

 

部屋が乾燥しているとこの湿気も乾くのですが、梅雨時などは部屋自体の湿度が高いと乾きません。

 

ひどい時は水たまりのようにフローリングの床に湿気がたまることがあります。

 

 

除湿シートもおすすめです。

 

ある程度は吸湿してくれますが、でも過信は禁物!

 

 

許容量を超えると床も除湿シートも布団も湿ったままになってしまいます。

 

朝起きたら、敷布団をイスや壁に立てかけて風通しをしましょう。

 

 

 

羽毛ふとんでしたら、「ふんわり除菌」や「丸洗い」というサービスもございます。

Q2、ベッドだったらなにもしなくて大丈夫?

A2、ベッドでも、マットレスがカビてしまう事もあります。

  

 

 

毎日マットレスの下(ベッドの床板やスノコ)を触って、湿気ていないか確認しましょう。

 

 

湿気ていたら、壁などに立てかけて、風通しをしてください。

 

 

その際、ベッドフレームの床板(すのこ等)もタオルなどで湿気を拭きとってください。

 

すのこの板に沿ってかびていることがあります。

 

 

布団乾燥機があれば、マットレスを裏返して布団をかけて、その間を温めると効果的です。

 

 

同じ部屋に寝る人数×コップ一杯分の湿気の量になります。

 

その分カビやすくなるので、エアコンなども使用しながら気を付けましょう。

 

 

 

Q3、カビてしまったお布団はどうしたらいい?

A3、お預かりして、水で丸洗いする、クリーニングも承ります。

  

 

 

生地に染みこんだカビの色素は完全には取れませんが、カビ菌は死滅して水で洗い流します。色素は残りやすいですが、スッキリして安心です。

 

ご自宅では、エタノールで殺菌・繁殖防止が出来ます。

下記の方法をお試しください。

 

 

 

■ カビの対処法


① 中性洗剤を入れたお湯で濡らしたタオルを固く絞り、叩くように拭き取ります。

 

*すぐには取れませんので、何度も繰り返して下さい。

 

 

 

② お湯で絞ったタオルで先程の洗剤をふき取ります。

 

*洗剤が残らないよう、何度も繰り返してください。

 

 

 

③ 無水エタノールを水で5倍に希釈して、拭いた部分に霧吹きでかけます。

 

 

 

④ 最後にドライヤーや布団乾燥機でしっかり乾燥させます。

 

*湿気が残るとまたカビの原因になります。

 

 

 

⑤ 接していた床やベッドの床板(すのこ)もマットと同じようにお手入れしてください。

 

 

 

それではみなさん、

 

自分に フィットする眠り をみつけて

 

今月も良い睡眠習慣をお試しください。

■ 出張セミナー承ります!


ある程度まとまった時間眠れない方は、ストレスや生活リズムにより睡眠の質が低いことがあります。

 

また、寝姿勢と寝具(ベッドや布団)が合ってない場合も、長い時間 横になる事が辛くて適度な睡眠が取れてない場合もあります。

 

当店では

スリープカウンセリングや寝姿勢の計測をすることで、お一人お一人の眠りを分析して改善するお手伝いをしております。

 

眠りに満足できていない方は、お気軽にお尋ねください。

あなたにフィットする眠りを見つけましょう!

 

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