教えて!遠山先生

第24回  残暑 と 眠り

残暑が厳しいなか、夏の疲れがたまっていませんか?の回

 

「教えて!遠山先生」Q&A 意外と知らない眠りの素朴な疑問にお答えします。/ 睡眠環境・寝具指導士 西川チェーン店 八代目店長 遠山精英

あなたに フィットする眠り を考える八代目店長が、

毎月1回、みなさんの ” 眠り ” 素朴な疑問にお答えしていきます。

Q1、暑くて眠りが浅く感じます。なぜですか?


A1、体温を一定に保つために多くのエネルギーを消費し、特に夏の暑さが続くと疲れやすくなります。

 

  

 

 

さらに冷たいモノを頻繁に摂ることで胃腸が冷えてしまい、体の体温調節機能が乱れやすくなります。

 

このような状態が続くと、知らず知らずのうちに体が疲れを溜め込んでいきます。

 

こうなってくると睡眠中に十分な回復ができなくなってしまうため、眠りが浅く感じることがあります。

 

この体の疲れが取れにくい状態は、全身のだるさや、いわゆる夏バテとして現れることもあります。

 

 

 

Q2、夏バテは、睡眠にどんな影響がありますか?


A2、夏バテによる体の疲労感やだるさは、睡眠の質に大きな影響を与えます。

  

 

 

まず、体が疲れていると入眠に時間がかかり、スムーズに寝つくことが難しくなることがあります。

 

また、睡眠中も質の良い眠りが十分に取れず、

夜中に何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」を引き起こしやすくなります。

 

睡眠不足が続くと日中の疲労感がさらに増し、自律神経の乱れにもつながることがあります。

 

その結果、疲労回復が追いつかないという悪循環に陥ってしまうのです。このような状態が続くと、朝の目覚めが悪く感じたり、日中も眠気が残ったりする原因となります。夏バテを解消するためには、単に休むだけでなく、質の良い睡眠を確保することが不可欠です。

 

 

 

Q3、疲れを持ち越さない快眠のコツを教えてください。


A3、夏の間に溜まった疲れを解消して質の良い睡眠をとるためには、

  

 

 

体の内側から温めることが非常に重要です。

 

暑いからといってシャワーだけで済ませず、就寝前に湯船に15分以上浸かることをお勧めします。

 

これにより

体の深部体温が約1℃上がり

その後体温が自然に下がっていく過程で、眠気が訪れやすくなります。

 

シャワーでは皮膚の表面しか温まらないため、

湯船に浸かることで体の芯から温まり、疲労回復とリラックス効果が期待できます。

 

これは、冷房で冷えた体を温めることにもつながり、快適な睡眠環境を整えるのに役立ちます。

 

 寝室は温度低めの2324℃程度がおすすめです。

 

室温の空気で脳が冷え、深い眠りに入りやすくなります。

 

また、なにも体に掛けないで寝るよりも、薄いケットでも掛けて眠る方が安心してリラックスした眠りが出来ます。

 

ガーゼケットや肌布団を体に掛けてちょうど良い程度に少し肌寒い室温が快眠につながります。

 

 

 

それではみなさん、

 

自分に フィットする眠り をみつけて

 

今月も良い睡眠習慣をお試しください。

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ある程度まとまった時間眠れない方は、ストレスや生活リズムにより睡眠の質が低いことがあります。

 

また、寝姿勢と寝具(ベッドや布団)が合ってない場合も、長い時間 横になる事が辛くて適度な睡眠が取れてない場合もあります。

 

当店では

スリープカウンセリングや寝姿勢の計測をすることで、お一人お一人の眠りを分析して改善するお手伝いをしております。

 

眠りに満足できていない方は、お気軽にお尋ねください。

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